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2010年5月22日土曜日

三月のある日の出来事

私は、とても体調が悪かった。
熱があるわけでもないけれど、寒かった。
セラミックファンヒーターの前を離れられなかった。

うちの台所は築30年。建築時には考えられないぐらい、電圧を食う。
夕食の為に炊飯器を使ってご飯を炊く時など、二点電圧を食うものを使うと、ブレーカーが落ちる。
父は電気屋だ。キャリア40年。この家もすべての電気工事を自分で設計施行した。
同時使用でブレーカーが飛ぶ程事は、もちろん判っている。
時々うっかり忘れて、ブレーカーを飛ばす。忘れる病気なので、よくある失敗だ。

その日、私は体調が悪く、あまりにも寒かったので、セラミックファンヒーターの前に居て、テレビを見ていた。
デイから帰宅した父が、ポットのお湯が少ない事に気づいて、水を入れた。
沸かすと、セラミックファンヒーターと同時使用なので、ブレーカーが飛ぶ。
わかりきっている事だけど、忘れてやってしまった。
別にそれだけなら、いつもの事。

その時に、いつもの事でない事が起きた。

「おまえが寒くないのにストーブ使ってるせいや!」と、私が怒られた。
私は寒かった。見るからに寒そうだった。いっぱい着ていたし、直撃にヒーターの前に居た。どう見ても寒そうだった。
寒くないのは、父である。
父が寒くないのに、ストーブを使ってた私のせいで、ブレーカーが飛んだと怒ったのだ。
私の体調や寒いかどうかは関係ない。
同時使用はヤバイという事を忘れて、失敗した事は、いつもなら、自分がうっかりやった事、ですむ事なのに。
とにかく私のせいにされた。
昔はよくあった。
何でもこのように理不尽に私のせいだった。
別に元気な時なら、理不尽な私のせいでもよかった。
でもこの日ばかりは、納得いかなかった。
私も負けずに激怒した。
人が寒いからストーブ入れてる時に、ブレーカー落とすような事をうっかりやってしまったのは、ジジでしょ、なんで寒い人がストーブにあたってる事を攻めるの?
このときばかりは、大泣きして激怒した。
息子にも、ひどいよねと言った。
息子はこういう時でも、本当に良い判断をする。
その場で同意しなかった。これは良い判断だと思う。
父が逆切れして部屋を出て自室にひきこもってから、まだずっとぼろぼろに泣いている私に、ティッシュを渡して、ママは悪くないと言った。
すごい子だと思った。
NHKの「きらっといきる」に出た時、当時5歳の息子が、若年認知症って判っているのかと、インタビューされて、本人も判ってると答えていたが、私も判っていると言った。どうやってそう教育したのかとも言われた。もちろん教えたけど、普通の子なら、教えても、年齢的に理解できないかもしれない。小さい時から言葉による理解力、フィーリングを感じるなどの能力が高かったからあれだけ理解していたのだと思うし、今も空気をすごく読む子だし、善悪など、何かと判断基準を自分の中にしっかりもっている。
その能力を活かして、私達家族だけでなく、世の中の人々の役に立つ人間になってほしいと思う。

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