認知症友の会の仲間と一緒に仲良く受診待ち。
ランチもご一緒して、写真を撮りました。
ご夫婦で写真を撮るのは、なかなかないそうです。
まぁ確かに。
認知症になって、夫婦でツーショットで仲良く写真を撮ろうという、心の余裕が出る事はそう多くないと思います。
外食も、ますますできなくなっていくので、私達が一緒に行く事で、行けなくなる日が少しでも先に延ばせたらと思って、ランチと受診の待ち時間をご一緒しています。
毎月交流会と受診とで二度会いますので、奥様とは沢山お話ができて、お互い大変良い影響を与えていると思います。
また父にとっても、毎週火曜のデイサービスさんでご一緒して、交流会と受診でも会って、これほど定期域に会う仲間や他人は、この方以外いないので、すごく良い事だと思います。
いつもデイサービスの帰りに、うちの父が送迎車から降りて、この方が最後の乗客となられて帰られる時に、父は必ず呼び鈴を押して、私を呼び出します。
そして、私達二人で、ありがとうねー、また来週ねーと、ご挨拶して見送ります。
こうして私は父と共に、この方の記憶に居座る為の努力を、わずかですが続けています。
同居している家族の方は良いのですが、そうでない方を忘れてしまう事は仕方のないことです。知り合いを忘れてしまうのも、会う機会が少ない程、それは仕方のない事です。
認知症を発症してから知り合った場合は、たまにしか会わないと忘れてしまう事はあたりまえです。
古い記憶の中の人はなかなか消えませんが、そうではなく、最近の人ですから、忘れられたくないなら、ないなりの努力がいると、私は思っています。
この日は、たくさん写真を撮りました。すごく素敵にご夫妻が撮れたので、後日お渡ししようと思っています。
認知症で仲間や友達、近所、親子などの会う機会が減ってしまう事が多い中で、私達はこうして何度も会う仲間、新しい仲間を作る事ができました。
これはものすごく嬉しい事ですし、プラスな事だと思っています。
交流会をやってよかった。そして、もっと私に智恵と力と体力があれば、各地でこういう仲間づくりの交流会を開催したり、こういうレベルの方の為のデイを各地で作るのにと思います。
国の担当課の人と政策として話し合いたいぐらいです。
進行させない方が介護福祉費用を抑え、家族の苦労を軽減できるはずです。
私達当事者にとっては、今のシステムはさっさと進行して寝たきりになって、誤嚥性肺炎で死んで下さい、そしたら介護保険抑制できます、手を離れたら家族が働いて稼いで社会の経済に貢献してください。そういわれているとすら感じます。
制度整備を考える時に、現場の声として専門職からは聞いてるかもしれませんが、当事者からもっと話しを聞いてほしいと思います。
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