人混みが嫌いな父が一番お気に入りのスーパー高の原サティ。
この日は、ライトハウスさんのイベントがありました。
盲導犬の説明、グッズ販売、ボランティア募集、歩行体験です。
息子は、歩行体験はした事がなかったので、やるっ!と言って、二頭の体験デモ用の犬と一回ずつ歩きました。違いがあるかみたかったようです。
一頭は、ゴールデンとラブのミックスだそうです。
一頭はラブでした。
どちらも賢かった。なんで盲導犬になれなかったのか、広報になったのか聞いてみたら、音で反応するものがあるそうです。
苦手な音があると、実際の使用状況の中で、その音が鳴ったら困った事になるかもしれないからですね。
ライトハウスさんは、なんだか関西盲導犬協会さんと、違う感じがしました。
なんとなくなんですけど、なんだか違う。
しっかり聞き取ってないので、なんですけども、コマンドが違ったような気もします。
でも関西盲導犬協会の犬を見慣れているからか、違和感がつよかったです。
高の原サティのペットショップは、時々ラブかゴールデンがいるんですよ。
結構早く売れちゃいますね。
小型の犬が多い中で、大型が売れていくのは、なんだかすごいなぁと思います。好きな人は好きなんだなぁと。苦笑
このところ父は読書をよくしています。
この日も読書をして待っていました。
読書なんてできなかったんですよ。
買ってくれと言われて買った本も、読まないのか、忘れるのか、どちらにしろ全部読む事はまずないんです。
それが、先日私がこの人面白いよって渡した本を読み続けています。
高の原サティで盲導犬のイベントの間も本ばっかり読んで、全然見てませんでした。。
どこいく時も持ち歩いて読んで、なんでこれはこんなに食いつくんだろうと思いました。
(この本です。
このリンクからアマゾンに行って、購入されたら、ポイントがつきます。
ポイントでは、また認知症に関する本を買って、交流会でみんなでお勉強に使います。)
さて、この本の作者さん、京都の方です。
会社の業績が良い時にではなく、良くない時に、社会貢献をする事でビジネスがうまくいったという話です。
商売の神様にすかれる法則を書いておられます。
奥様を介護されて亡くされていますが、介護の実情についてはかかれてはいません。
で、私がこれを買ったわけは、以前から新聞やテレビなどで拝見していて、社長の人柄や考え方に関心を持っていたので、プログなどを追っていたんです。
私は結構大それた事を考えつくもので、オムロンや京セラの会長に手紙を書こうかとか、厚労省に手紙を書こうかとか、色々思いつくのですが、この社長にも手紙を書いてみたいと思っていました。
自分の考えを人に話て、関係ないと無視されるかもしれないけど、反応してくれたら、きっと何か得るものがあると思って、話してみたいと思う相手を見つけてはマークしてるわけです。苦笑
ま、他力本願なのかもですが。
さて、そんな中で、最近事業計画が前に進まなくなってきていて、認知症友の会の活動も、試行錯誤しつつ、うーん当事者ばかりで、支援者がほしい、とか色々と思う事があって、前進できずにいました。
そこで、人に会うと物事が進む気がした私は、この社長たしか交流会してたよね、と社会貢献や社会起業に関心のある人のつどいが近日ないか見てみたところ、ありました!
で、その前に、行くからねーと父に、この人に会ってくるからーと、本を渡しました。
それから父は本に食いついて、忘れず(!)持ち歩いて、あっというまに読んだのです。
最初の20ページぐらいの時に、まだ20ページぐらいやけど、これええわって内容をぼそっと言いました。
気持ち悪いぐらい食いついて読みました。
私が本を渡す時に言ったのは、松下さんとか稲盛さんとかと違って、今時のビジネスやで。今の社会にあったリアルタイムのビジネス論やと思うよーと言って、昔から松下さんや稲盛さんの考え方を多少は関心を持って商売をしてきた父を刺激しておきました。
読み終わった時、父は、言いました。
三回読め。
三回よまなあかん。
そうしたら、自分のもんになる。
と、本をなでて言いました。
この人のいうたはる事は、商売してたから、ようわかる。もっともや。いまどきこうでないと。
とか言ってました。
読み終わって何日かして聞いても、詳細は別として、だいたい趣旨というか、なんとなく内容を覚えているようで、三回読めといいます。
読書ができなかかった父が、読み切って、的確な感想を言ったわけです。
その後、父は一冊自分で買ってくれと言った本を読みました。
また、デイで高齢者さんが読んでいる本を何かとたずねて、興味をもったらしく借りてきました。
診断された頃は、脳トレの携帯ゲームが全くできなかったのに、一年前ぐらいから出来るようになりました。
同じ頃、スーパーで自分の世界に閉じこもって、まわりの人混みから逃避する為に携帯電話でテレビを見て両耳にイヤホンをいれるようになりました。
こういう事をできるというのは、すごい進歩というか、なんというかだったんですけど、今回、読書というものが加わり、人混みでも、読書で自分の世界を作れるようになりました。あんまりやかましいと逃げ出してどこかへ行ってしまいますが、行った先で読書です。テレビよりも読書をするようになったのは、すごいなぁと思います。
困るのは、テレビなら電話するとつながって、気づいて出ますが、読書は目の前で光っていても、ぶるぶる言っててもダメですし、音がなっててもよそのだと思いますからダメです。
まぁ、読書ができるようになったのはすごい事ですから、よしとしましょう。
二年前までなら全くありえませんでしたしね。
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