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2009年10月26日月曜日

2009/10/18 10月の「認知症ホッとタイム」

今日は交流会の日でした。
うちの交流会は、予約なしなのですが、お昼ご飯をご一緒する方にはお席の予約を御願いしています。
常連の皆さんとお昼ご飯を頂くのも、これで3回目。
毎回お店をかえて、行きやすい店を、交流会会場の近くで探してきました。
今日は前菜のチーズ豆腐が最高に美味しい「ロバ」さんです。
「ロバ」さんではパンも売っているので、移動する前にパンを買われている方もいらっしゃいました。
今日は9名で、お食事を頂いて、交流会会場に移動しました。
交流会会場では、3A体操の高林先生が、どんな事をしているのか、見に体験参加してくださいました。
初めて来られる介護者の方が一名いらしたりする中で、今日は特別に、社協さんの助成金の関係で、宇治市市役所から、保健師さんと栄養士さんが来てお話をしてくださいました。
私のリクエストは保健師さんだったのですが、決定の時に栄養士さんという事だったので、うーん。。。と思っていたら、寸前に保健師さんも来ると言われて、ちょっとホッとしました。
実際には、私達介護者は栄養バランスも考えるし、過食なども見守っています。その中で、対話力が減った本人と、味気ない会話を続けている事などから、ひびの介護ストレスが食生活に影響をあたえます。料理がおっくうになるのです。
料理ができなくなった、やる気がおきないなど、よくあるのですが、そのように団らんがもてなくなってきた家庭にとって、栄養のお話をされても、病気が治るなら努力して作るけど、治らないし、何を与えても美味しいとも言わないし、食べなかったり、過食したり、倦怠期や退職後の夫婦以上につまらない食生活なのに、どうにもならない、という現実を、今回の社協の健康講座、結局は役所側が理解する時間になりました。
また、そこまでおいつめられる介護ストレスは、若年ほど強いのだという事も、多少理解されたのではないかと思います。
保健師さんのお酒とたばこの害については、たばこについて詳しく話してくださいました。たばこは、我々認知症の家族がいる家庭にとっては、とても怖いものです。
理由は、認知症の本人が吸う場合に、寝たばこが問題なのではなく、普段吸う時に灰がいつ落ちるのか、わからないから、どこで火がうつるかわからないのです。火事がとっても怖いです。
また、認知症の方が、なくなられる時によく聞くのが、肺炎による死亡です。
とくに誤嚥による肺炎が多いです。
それは、空気の道と、食べ物の道の、ごっくんの時の切り替えが上手に脳でコントロールできなくなってきて、むせやすくなって、空気の道に異物が入って、肺炎になるからです。
呼吸を司る部分が弱る、食事を飲み込む動作を管理する部分が弱る事によって、命に関わる常態になって、重体になられたり、入院をしてチューブで栄養をとる事になったり、それによるストレスで認知症が進むなどもあります。
たばこを吸う本人の場合、呼吸器が確実に弱っていて酸素が十分に吸えていませんので、低酸素で脳機能にもあまりよろしくないですし、肺の細胞も随分やられていたり、タンを常にエッヘんと言って切ろうとしていたりと、すでに呼吸器の常態が悪い方も多く、今更自分の意思では、認知症という自己の意思すら忘れる病ですから、まわりの者でなんとかしないと、やめられません。そして、言っても聞かないからと吸わせておくと、誤嚥で命に関わる、あるいは入院をともなって認知症が進む日も遠くないという事になります。
少しでも認知症症状を進行させずに、上手に長生きしてもらう為には、たばこはやめるにこした事はありません。
そういう事を理解してもらえたらいいなー、と思いながら保健師さんの話を聞いていました。
そうそう来られた保健師さんは、市役所の前から知っている方だったので、ちょっとホッとしました。

いつもは健康講座を含まないのですが、今回は含みましたので、昼食会をやってよかったなぁと思いました。いつもほど皆さんとお話する時間が交流会でとれなかったので、昼食会中にその分お話が少しできたのがよかったです。
次回は、ちょっと日にちが近いので、昼食会を予定していないのですが、みなさんが元気に交流会に顔を出して頂ければなぁと思っています。

そうそう、11月の交流会は、福祉会館のイベントと重なっていますので、人数が少ないかもです。
でも、3Aの高林さんが、3A体験講座を30分をほどしてくださいますので、楽しみです。
あらかじめ言っておきますが、川島隆太教授の脳トレご存じな方もいらっしゃると思いますが、その先生の開発された公文が実施している学習療法という高齢者むけ認知症リハがあるのですが、学習療法は小1程度の簡単な国語と算数をやる事で、簡単ゆえに脳が活性化するのがミソな教材です。難しいのをどんどんとくよりも、脳科学の研究において、認知症の方の変化が、簡単なもの程脳の活性化に効果があると証明されています。あまりにも簡単なので、若年の人だと、バカにしてるように感じるかもしれませんが、その簡単なのが効くんだということを言い聞かせ、理解してもらってやらなければなりません。それと同じで、3Aさんの体操も、保育園や幼稚園の子供達のするようなものととらえがちですが、簡単で昔なじみのあるものをする事で脳が活性化される、そんな仕組みだと私は思っています。このように簡単が脳に効くということを理解してもらって、プライドを傷つけずに若年の人たちに導入できるのかがキモだなと思っていますが、はてさてどうなるでしょうか。

ちなみに私は天然でどんくさいので、3Aさんの体操がうまくできません。。。苦笑

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